始めた年は1999年。5人でも10人でも参加してもらえれば、と思って始めた秋の植林でしたが、年々盛大になり、11回目を迎えた今年は関東近県を中心に300名を超える参加があり、10月20日、お客様や会員サロンに育てられ現地に送られてきた苗木も一緒に、皆でにぎやかに植えてまいりました。また、今年から植林地が今までの 群馬県水上町奈良俣ダム上流国有林から変更となりました。
植林地 | 国立赤城青少年交流の家周辺地(群馬県前橋市富士見町赤城山27) |
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実施年月日 | 2009年10月20日(火) |
参加人数 | 318名 |
植林本数 | 約1752本 |
利根川上流の国有林で10年間続け、今年からは関東平野の水源の森、群馬の名山赤城山の中腹にある植林地です。
一帯はかつてアカマツ・クロマツの豊かなもりであったのが、ここ数年松がどんどん枯れ始めています。立ち枯れたまま林立する松の姿には胸が痛みます。
なぜこのような事態になったのか、有力な説は、遮るもののない関東平野の彼方から強い風に乗って届く高濃度ガス。この雄大な山地の南斜面の松林に、首都圏の道路や工場から排出される有害な排気物質が吹き寄せて、松を枯らすまでになっているということでしょうか。
秋の山で地面を掘り、苗木を植えながら軽く汗を流すひと時、仕事を離れて声をかけあい交流も深まります。本部から支部へと広がる植林活動。楽しくないと続かない---「みんなで育てる未来の森」活動が続けられるのも楽しいから、と言えそうです。水源の森を再生するお手伝い、これからも続けます。
今年の植樹地は、赤城青少年交流の家から徒歩約10分のところにあります。昨年と違って平地でありますが、荒れた草地でした。センダングサのとげの付いた実が軍手や服に付き、それが肌に刺さります。また、からまりあった蔦にも悩まされながら、草を刈り、ようやく顔を出した土に穴を掘り、大きくなるよう祈りつつ苗を植えます。引き抜いた蔦や草の根に土をもっていかれ、肝心の苗木を埋めるための土がありません。この土の確保が大変だったとの声も聞かれました。けれども、今年も天候に恵まれ、トイレ等の心配もなく、気持ちの良い汗を流す事ができました。
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